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兵士の物語 Igor Stravinsky

高校時代、秋葉原ラジオ会館に在った東陽堂という小さなレコード店によく通いました。
秋葉、お茶の水界隈はレコード店が何軒も在りましたが、この店は当時としては珍しい現代、民族、宗教音楽などの輸入盤を置いていて、とても刺激を受けました。

高校2年の冬、ストコフスキー指揮で語りが英、仏語の2枚組の、この音楽劇のレコードを買った。
聴いたら、出だし(兵士の行進)の2/4のシンコペーションから3/4、2/4、3/8と小節ごとに変わる拍子が解らず、ショックを受けた。
早速、上野文化会館の音楽資料室(学校をさぼってよく利用させて頂きました)でスコアを借りて勉強しました。

これがきっかけでそれまで苦手だった現代、オペラ、バレエ音楽もやっと聴けるようになりました(オペラの大げさな歌い方、バレエの踊りに慣れたのはつい最近ですが)。

ストーリーは「本当に大切なものは1つだけ、いくつも望んではいけない」という感じの寓話です。
音楽で強いショックを受けた所為か、未だにこの教訓から抜け出せずにいます。

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