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ひとり旅は楽し 池内 紀 中公新書

今日は朝から心臓超音波、内視鏡検査。
胃カメラを飲むのは、これで3回目(辛いです)。

終わってからの予定は喫茶店へ行って、名古屋市博物館「ルーヴル 古代エジプト展」、松坂屋美術館「ミュシャ展」、そして居酒屋へ・・・だったのに「2時まで飲食しないで、今日は酒は控えて下さい」と医師に言われ、しょぼんです(今回も1週間、禁酒していたのに・・・)。

雨もしとしと降っていることだし家で読書をと気持ちを切り替え、せめて旅に行った気分を味わいたいと、この本を読みました。正解でした。

著者は「迷ったとき、瞬時に判断する何か。そういったカンをつくるためにも、ひとり旅は有効だ。ひとりきり、自分と対話するための時間」と書く。
見知らぬ地での好奇心と緊張感が、いつの間にかこびりついていた常識(自分の)に疑問を投げ掛けてくれる。
「中央公論」に2002年1月から2年間連載されたもので、ひとつひとつは(全体でも)短いがとても印象深い。
一昨日の晩、2時頃少し目が覚めてまどろみのまま夢を見た。
時間も脈絡も無い世界でしたが、幻想のなかで自分と対話をしていたような気がする。

気になって著者の別の本を検索したら皆面白そう(そういえばこの人の訳した「ファウスト」が積んだままだった)。
結果的に良い休日でした。
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コメント 4

preludio

こんにちは!<BR>そういえば昔「ファウスト」を読みかけて<BR>結局 読破できず途中で投げ出してしまった記憶が蘇りました。<BR>今なら読めるかなー。それとももっと読めなくなってるかなー。<BR>「ひとり旅は楽し」も読んでみたくなりました。
by preludio (2005-05-07 07:18) 

nmzk

&gt;preludioさん<BR>おはようございます。<BR>入り込めない何かが有ると投げ出してしまいますよねー。<BR>私も小難しい文章の哲学や理数系の本(音楽ですとブルックナー)を何度も投げ捨てました。<BR>preludioさんのコメントを読んで再度挑戦してみようかなと・・・?<BR>どうも有り難うございます。<BR>
by nmzk (2005-05-07 07:39) 

あゆり

胃カメラってすごいきついですよね(泣<BR>私はまだ1回しかやったことがないのですが、<BR>その1回ですごいひどい状態になってしまって、、、<BR>もうやりたくない検査No.1に輝きました(汗<BR><BR>禁酒お疲れ様です。お医者様からOKが出た反動で飲み過ぎませぬよう・・・(笑
by あゆり (2005-05-07 15:16) 

nmzk

&gt;さゆりさん<BR>私は2回目の時、吐いてしまいました。<BR>「もうやりたくない検査No.1」、同感です。<BR>最近、死ぬことはそれ程怖くなくなったのですが、胃カメラがつながったままだったら、と思うと怖い!<BR>今日は早速、寿司屋さんで飲みました。<BR>お休みなさいZzzz・・・。
by nmzk (2005-05-07 23:56) 

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