「宗祖ゾロアスター」 前田耕作 ちくま学芸文庫 [読書]
ゾロアスター教とか拝火教などと呼ばれている宗教の祖に関する本です。
仏教やキリスト教、近くはニーチェ等、ひょんな所でこの宗教の影が見えるが、私にはイメージを掴むことも出来ない謎でした。先日、偶然に書店でこの本を見た時、巡り合わせの不思議を感じました。この本は私にとって神学、文化史の素晴らしい入門書です。
これによってゾロアスターやその宗教が理解出来るということは全然無かったですが、古代のペルシャ、ギリシャ、中国などへの影響に興味が益々湧いてきました。
特にバクトリア王国の歴史はもっと調べてみたいです。ズビン・メータがパールシー(ゾロアスター)教徒の誇りであることは吃驚しました。ムンバイ(ボンベイ)、カラチ、クエッタなどで今日でも生ける宗教として信仰が続いているということで、いつか訪ねてみたいと思います。
タグ:文化人類学
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